秋分の日 …… お 彼 岸 ……
お 彼 岸……現在我が国の祭日で宗教的側面のある日は、このお彼岸だけですね。暦の上では、秋分の日、春分の日と呼称されていますが、一年365日の間で太陽の登っている日中と太陽の沈んでいる夜間の時間がほぼ同じこの時期、気温も年間を通じて平均値になるという事で、『こうゆう恵まれた時期にはぜひ、この世/此岸とあの世の彼岸(極楽浄土/悟りの場所)の事を思いましょう』ということからこの日を境に前後3日間を お 彼 岸 ということにされたそうです。いわば『 仏 教 強 化 週 間 』ですね。
この事などから近年はお盆前と合せこの時期に『 お 墓 参 り 』に行く習慣が広まったようです。
ところで、この時期に野辺に咲き乱れる真っ赤なお花………彼岸花と言われるあのお花。
正式には『 曼 珠 沙 華/まんじゅしゃげ』ですが、実はお隣の国 韓国から渡ってきた外来種ということです。韓国では『 相 愛 花 』と言われ、その花言葉は『葉は花を想い、花は葉を想う/相思相愛』というそうです。なんて素敵じゃないですか! 仏教の言う処の『思いやり/相手を憂う気持ち……』と合致し又 この時期を中心に花を満開とすることから『 彼 岸 花 』と呼ばれるとの事。
近年 わが国では自己中心的な動機による犯罪やトラブル等が多発している気がいたします。ニュースだけではなく、私たち自身の周りでも他者の立場や気持ちを考えることの無い(人の気持ちがわからない?)人っていません? 人事のみならず自分自身もそうなのではないでしょうか……恥ずかしながら………大人の社会人として反省しきりです。 猛 省………
このブログをご覧いただいている皆様、この時期にはこんな事を考えながらお墓参りに御参拝されてはいかがでしょうか。
『亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんは私の事をホントにかわいがってくれたなー』
『数年前に亡くなった母は私の事を我が事のように心底心配してくれて、叱ってくれたなー』
お か げ さ ま で ……… あなたがいてくれたから、今私は生かされている……… 。
このお彼岸中にお墓参りに行く方、行かれた方も是非 先立たれた方々の事を今一度偲んで手を合わせて頂きたく
思います。 合 掌 石頭 森本 修久